海外(エスニック)ジョークシリーズ その1 Heaven and Hell Jokes

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天国とは、アメリカの給料、中国人のコック、イギリスの家と日本人の妻を持つこと。地獄とは、中国の給料、イギリス人のコック、日本の家そしてアメリカ人の妻を持つことだ。
ジェームズ・H・カブラー 3世

Heaven is an American salary, a Chinese cook, an English house, and a Japanese wife. Hell is defined as having a Chinese salary, an English cook, a Japanese house, and an American wife
James H. Kabbler III

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Heaven and Hell Jokes

エスニックジョークとの出会い

ブラジル留学をしていた時に、商社に勤めているエリート駐在員の日本人から初めて聞いた。その後、アメリカに留学するのだが、そこで多くのアメリカ人から、このジョークを聞くことになる。ブラジルで出会った日本人駐在員もアメリカの大学院に留学していたようなので、そこでこのネタを仕入れてきたのかも知れない。

ちなみにこのジョーク。女性差別的とも解釈できる表現が含まれているので、女性から聞いたことは一度も無い。国籍、人種は問わないが、このジョークを言う奴はすべてが中年親父であったという事だけは、補足として述べておこう(笑)

誰がどこで言い始めたのか

James H. Kabbler IIIという人物が言ったらしいが、これが誰だか全くの不明。海外サイトを調べてみても、外国人までもが「James H. Kabbler IIIって誰だよ!」ってコメントがいくつかあったので、誰もその事実を知る者はいないのだろう。この人物が本当に存在するかどうか自体も怪しいし‥‥‥

いつ、このジョークが生まれたかについては、20世紀初頭という記事がいくつかあったので、おそらく、その時期に言われ始めたのだろう。交通技術が急激に発達し、世界の距離が一気に短くなった時代に、各国の象徴的な特徴がジョークになったというのは、とても合点のいく話である。

他のバージョン

私が実際に聞いた「Heaven and Hell Jokes(天国と地獄ジョーク)」はすべて、冒頭で示した例と完全に同じ物であったが、今回ネットで検索してみると他のバージョンが存在することも判明した。冒頭で示した例の、次に有名であろうと思われる物を一つ紹介する。

天国とはイギリスの警察、フランスの恋人、ドイツの機械、イタリアのシェフ、そしてスイス人に*1すべての物事を任せる事だ。地獄とはドイツの警察、スイス人の恋人、フランスの機械、そしてイタリア人に物事のすべてを任せることだ。

Heaven is where the police are British, the lovers French, the mechanics German, the chefs Italian, and it is all organized by the Swiss.
Hell is where the police are German, the lovers Swiss, the mechanics French, the chefs British, and it is all organized by the Italians.

このジョークは「フランスの恋人、イタリア人のシェフ」が逆で、「イタリアの恋人、フランス人のシェフ」になっているバージョンも存在する。イタリア人とフランス人は最高の恋人と料理を二つも持っている、幸せな民族と言う事なのだろうか(笑)

他にもたくさんあったので、興味がある人は調べてみると面白いだろう。

ジョークが実際に正しいのかを検討してみる

天国
アメリカ人の給料
中国人のコック
イギリスの家
日本人の妻
地獄
中国の給料
イギリス人のコック
日本の家
アメリカ人の妻

このジョークが作られた20世紀初頭のデータを根拠に検討するべきだろうが、正確な資料を集めると、とんでもない金と時間がかかる。よって、私が「ふわーっ」と検討するので、細かい突っこみはやめてほしい(笑)では、初めて行こう。

アメリカ人と中国人の給料

List of countries by average wage - Wikipedia

このwikiでは3つの機関が発表するデータが含まれているが、そのすべてのランキングでアメリカは4位以内に入っている。しかもアメリカより上位の国はルクセンブルク、アイルランド、スイス、オーストリアなどの比較的小規模な国なので、大勢の人間が高い給料をもらっている国という事に関して言えば、アメリカが世界一なのかも知れない。

よって、「アメリカ人の給料がよく、中国人の給料が悪い」は正しいと言える。

中国人とイギリス人のコック

中華料理は日本食にも大きな影響を与えており、美味であることに異論を唱える人はあまりいないだろう。個人的にも中華料理はとても好きだ。

私の留学していたアメリカでも中華料理の店は多数存在し、中国料理のファストフード店まであった。しかし、イギリス料理の店は一度も見たことがない。

一方、イギリス料理がまずい理由は「イギリスの文化的な要因によって、食文化があまり重要視されてこなかったことが、イギリス料理がまずい理由」だと示されている。

私の体験談でも、イギリスに旅行に行った人や、住んだことのある人は総じてイギリス料理はまずいと言っていた(笑) 

ただ私は自分でイギリス料理を食べたことがない。本当にまずいかどうかを一度イギリスに行き、試してから判断したい。

ということで、「中国人のコックが天国でイギリス人のコックは地獄である」は概ね正しいと言える。

イギリスと日本の家

これはネットを調べるとそうでもないらしい。持ち家に関しては日本の方が大きいというデータまであった。ただ日本の賃貸に関してはとても狭い。ちなみに、世界で一番家が広い国はアメリカなのだそうだ。たしかにアメリカの家はみんな大きかった。

よって、イギリスの家は言われているほど広くなく、日本の家も言われるほど小さくないということなので、家に関しては正しくない。

これを正しく言い換えるなら、天国はアメリカの住宅で、地獄は日本の賃貸住宅」と言える。

日本人とアメリカ人の妻

日本人の女性は魅力的だと世界中の男性が数多く口にする。それは従順なイメージがあるからなのかもしれない。

そして、このジョークを調べていて一番クレームがあったのが「アメリカ人女性は妻として悪くない」という主張だ。

日本人女性、アメリカ人女性とも実際に関わった事のある経験から言うと、アメリカ人女性も素晴らしい。アメリカ人女性は、権利主張が激しく、女らしさがないイメージがアメリカに行く前の私にも正直あった。

しかし、実際は決してそんなことはない。

たしかに、アメリカ人の方がパワフルな女性が多く、社会的地位を持っている女性の割合が高い事は事実だが、だからといって、良い妻じゃないかと言えばそうでもない。

私の関わった魅力的なアメリカ人女性達は、仕事は男よりも出来るが、女性らしさも大事にしている人が多かった印象だ。(これはカリフォルニアという土地も大いに影響しているのかも知れない。アメリカは日本以上に州によって文化や考え方がまったく違う。単純に国土が広いので当然と言えば当然ではあるが)

よって、「日本人女性もアメリカ人女性も良い妻かどうかは人による」というのが私の結論だ。

エスニックジョークは面白い

エスニックジョークは、民族の(主観に満ちた偏った)特徴を知る一つのきっかけとしては非常に面白い。ただ、このようなジョークを聞いて「○○人は○○だ」「△△県に住んでる奴は△△だ」というよう様な、短絡的な思い込みをしてしまう人間は、世の中に不幸せを振りまく『もと』となるので、触れるべきではない。

エスニックジョークはまさに大人のジョークだ。

使い方と楽しみ方を覚えれば、人生にとってとても素晴らしい道具の一つとなるだろう。

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