俺が人生で成功しない理由は結局の所簡単で、怠惰がまず来て、その次に恐怖、そして思慮がたりない。
特に35歳を越えてからは、やるべきことはわかっているので 怠惰がほとんどだといっていいだろう。
若いとき怠惰はあまりなかったように思うが、なぜこうなってしまったのか。本当に嫌である。心が歳をとるとは本当なのかもしれない。
もしかしたら思慮できるようになった結果 恐怖がきて、結局怠惰になっているのかもしれない。
将来はどうなるかわからんが、現在はとりあえず生活できている事実がある。そして俺は30年先の年金が貰えないことには恐怖できないタイプの人間なので、つい、だらだらと生きてしまう。
怠惰をどう克服するか。大変だ。
しかし、怠惰は絶対的な悪なのだろうか?
例えば怠惰な気持ちでネットサーフィンをした結果、手に入れた知識は人生で役に立つ部分もあるのが悩ましい……
恐怖もそうで、行動できないからこそ、じっくり考え、今の自身をもてる自分がある。
結局、自分が世の中に流されずに自分を取り戻したのも 怠惰、恐怖の結果だ。ということはそれらは自分の人生にとって必要だったと言うことになるわけだ。
ただ、今はもういらない。十分学んだ。
今できる自分の選択肢は 過去はどうにもできないということを受けいれ、怠惰による時間的身体的損失を認め、今後は行動していくしかない。
ここでが最後の踏ん張り所。崖っぷちだろう。踏みとどまらないとより大きな損失になる。だからやはりやるべきは今なのだ。怠惰に別れを告げるときが来たようだ。永遠の別れか一時的な別れかはわからないが。
人生は難しい。矛盾で満ちている。何が正解かは明確な目的があってもわからない。